伊江島は本部半島の北西9kmに位置する、
東西8.4km南北3km周囲22.4kmの小さな島です。
平たい島の中央には高さ172mの岩のような城山があります。
島はのどかで島民は優しく、自然と花が豊かで、
ここに来ると心も体も癒されます。
そんな平和な島にも、過去に悲劇がありました。
それは、太平洋戦争の末期の沖縄決戦です。
この決戦では19万人が犠牲となり、民間人の犠牲者は何と10万人です。
この数字は、当時の沖縄島民の全人口の25%になります。
いかに悲惨な戦いがあったか、想像を絶します。
そしてこの小さな伊江島もその犠牲に・・・
当時この島には日本軍の飛行場があり、
そのため米軍の空爆と艦砲射撃は約3週間も続き、
それは1㎡に1発の落ちた計算となりました。
逃げ場のない島民のほとんどが犠牲となりました。
まるで、この世の地獄だったそうです。
過去の悲劇を知っているから、人に対しても優しくなれる、そう感じました。
この平和な島の過去の物語りです。
平和で穏やかな風景
島で唯一残っている戦跡
上空には米軍の飛行機が・・・
花がいっぱい咲いてます
撮影地:沖縄・伊江島
OLYMPUS E-500+ZD14-45mm F3.5-5.6
SILKYPIX3 RAW現像